用語解説
運動療法(うんどうりょうほう)
Therapeutic Exercise
内容 |
各種疾患や外傷・障害に応じて設定された目標に向かって、基本的動作能力の回復のみでなくスポーツ活動に必要な身体機能の獲得に向けて行う各種の運動を治療目的で行うことを指します1。アスレティックリハビリテーションで多く用いる手段としては、①関節可動域エクササイズ、②各種筋力エクササイズ、③全身持久力エクササイズ、④協調性エクササイズ、⑤バランスエクササイズ等、患部のみならず患部外へのアプローチも含めたものをいいます。 術後や外傷・障害後のリハビリテーションでは、手術侵襲や外傷そのもの、長期間の安静によって生じた種々の機能低下を改善するために用います。また、スポーツ現場においては、リコンディショニングとして疲労や後遺症などに伴い生じる筋の伸張性低下や筋力低下、体力低下などの身体機能の再獲得に向けての対応策として用いることがあります。 |
参考文献 |
1. 小林寛和編: 公認アスレティックトレーナー専門テキスト 第7巻 アスレティックリハビリテーション.文光堂,東京,10-14,2017. |
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