用語解説
超回復(ちょうかいふく)
Supercompensation
内容 | |
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トレーニングの負荷刺激により身体が適応して、トレーニング前よりも身体機能が向上する現象のことです。トレーニングの負荷刺激により疲労した24~48時間後、身体機能が適応するために回復します。36~72時間後には、以前の負荷刺激に耐えるために超回復も発生します。これは疲労から身体がエネルギー源を十分に回復する生物学的適応過程のことを示し、生理学者Hans Selye氏の汎適応症候群に基づく考え方です。近年では、「フィットネス」と「疲労」を要因とするフィットネス-疲労理論という概念もあります。 | |
参考文献 | |
・テューダー・ボンパ (尾懸貢, 青山清英監訳): 競技力向上のトレーニング戦略. 大修館書店, 東京, 11-12, 2006. ・Rountree S. (山本利春監訳): リカバリー-アスリートの疲労回復のために-. ナップ, 東京, 5-6, 2013. |
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トレーニングにおける超回復周期(Yakovlev, 1967を改変) |