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用語解説

ウォーミングアップ(うぉーみんぐあっぷ)

Warm-up

内容
 ウォーミングアップとは「温める」や「準備運動をする」という意味であり、競技やトレーニングの前に実施される準備段階の運動のことです。競技力向上と傷害予防のために行われます。ウォーミングアップによる筋温、体温、血流、心拍数、呼吸数、関節可動域、および筋肉間の協調性の増加(複数の筋肉の連動性)、ならびに神経系の活性化がパフォーマンスに良い影響を与えます。これらの生理学的な変化を誘うことによって,筋断裂等の外傷や慢性的な筋肉痛等の障害を予防します。内容としては、ジョギングやスキップ等の一般的ウォーミングアップと競技動作に類似した動きを行う専門的ウォーミングアップ(例として、陸上競技であればスプリントドリル、野球であれば素振り)に大きく分けられます。アスレティックトレーニングの現場では、コンディショニングなどを行う前にこのウォーミングアップを取り入れることで傷害の予防と各運動の効果を高めるようにします。
参考文献
・Baechle TR, Earle RW. (金久博昭, 岡田純一監修): ストレングストレーニング&コンディショニング―NSCA 決定版 (第3版). ブックハウス・エイチディ, 東京, 326-327, 2010.
・NSCAジャパン編著 (福永哲夫監修):NSCA 高校生のための体力トレーニングマニュアル≪写真と動画でよくわかる!≫. ベースボール・マガジン社, 東京, 44-46, 2019.
・出村慎一監修: 健康・スポーツ科学の基礎, 杏林書院, 東京, 162-165, 2009.

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